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   8年目ゲームクリエイター・ムーブメント研究!

   ハ マ る 仕 掛 け を 作 る !

   第7回 「リピート・アクション」

   2004/05/24(mon) release

   配信元:ゲーム開発能力向上委員会
   http://www.n2gdl.net

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 もくじ

1・ごあいさつ
2・リピート・アクション
3・編集後記

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■1・ごあいさつ
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 新しく登録して頂いた方、はじめまして。
 すでに購読していただいている方、おひさしぶりです。

 ゲーム開発能力向上委員会、委員長の新田です。

 このメルマガはゲーム業界8年目の私が、

・これからゲーム業界に入ろうとしている人
・ゲーム業界に入ってまだ日が浅い人
・人をハマらせるもの作りに興味のあるあなた

に向けて、情報発信することを目的として発行しています。

 また、ムーブメントつながりでビジネスモデル構築やマーケティング理論、
心理学、NLPなどにも非常に興味がありますので、これらの
「人をハマらせる」技術も、あわせて発信していきたいと思います。

 どうぞ宜しくお願いします!

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■2・リピート・アクション
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 ゲームには必ず「繰り返しすること」があります。

 「繰り返しすること?」そう、繰り返しすることです。

 「なにするっていうの?」それはゲームによりまして…。

 シューティングゲームなら、撃つ、よける。
 アクションゲームなら、ジャンプ、殴る、蹴る。
 シミュレーションゲームなら、コマを動かして戦闘したり、逃げたり。
 RPGなら、目的地に向かって進んで、戦ったり。

 要するに、ゲームではなんらかの「すること」を、繰り返して、
エンディングなり、勝利なりに向かうわけですね。

 この「繰り返しすること」、「リピート・アクション」は、ゲームデザインに
おいて非常に重要です。

 このアクションの質が、ゲーム全体の質を左右すると言っていいでしょう。

 なぜなら、ゲームをプレイする時間は、そのアクションに大半の時間を使う
からです。

 ちょっと例が危険かもしれませんが、全世界で1300万本売れたGTA3。

 このゲームのリピート・アクションはなんでしょうか?

 そう、街中を走る、ジャンプ、殴る、撃つ。
 車に乗ってゲーム性をスイッチさせれば、高速で走る、ぶつける、轢く。
 インモラルな刺激が満載ですね。

 そしてこれらの行為の結果、なにが起こるか。

 銃撃戦・車の連鎖大爆発・警察とのカーチェイスが起こります。

 プレイヤーの可能なアクションがほぼ刺激(快楽)に繋がっていますね。

 この刺激の密度の高さが、ヒットにつながったと言えるのではないでしょうか。

 だから、ゲーム中「プレイヤーに常に何をさせるのか?」を考えることは
非常に重要です。

 リピート・アクションが楽しければ、ゲームも楽しくなります。

 そしてさらに、リピート・アクションからつながる出来事がさらに刺激的で
あること。

 刺激的とは、GTA3のようなバイオレンスの刺激だけを指すわけでなく、
スーパーマリオのように、テンポよく敵を踏んづけていったり、ジャンプの
繰り返しで止まることなく進むような刺激もあります。

 それから、RPGのように、フィールドを移動しながら戦闘を繰り返す
というリピート・アクションから、キャラクタが成長する、ストーリーが
進むという、じわじわとした静的な刺激に繋がるものもあります。

 ゲームを考える際、すでにあるジャンルを作るならばリピート・アクションは
ほぼ決まっているので楽ですね。

 決まった枠組みの中でゲームを作るわけですから、あとは枠組みに
ハメこんでいくゲームの要素(これもほぼ決まっている)を考え、
磨いていけばいい。

 でもそれだけではすでにある刺激なので、ミリオンに届くゲームは難しい。

 ですので、まずは刺激的なリピート・アクションと、それから繋がる
刺激的な結果、これから考えてみるといいかもしれません。

 そうすれば、それを軸にした「新しい枠組みのゲーム」が考えられると
思います。

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■3・編集後記
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 RockStar Games のゲーム「Manhunt」終わりました。

 私、実はクライムバイオレンス系の映画やゲームがけっこう好きです。

 映画だとタランティーノ監督、北野たけし監督のファンです。
 あと、「HEAT」のマイケル・マン監督も好きですね。
 作品でいうと「L.A.コンフィデンシャル」もいいですね。
 最近では「トレーニング・デイ」ですか。

 あと、「ロボコップ」(笑)。この映画は密度濃すぎ。

 ゲームだと…やはりRockStarなんですよ。
 Bllizardもかなり好きです。濃すぎなんですよねーどれも。

 濃いのが好きなんです。濃密で濃厚、密度高く。

 それにしてもこの「Manhunt」、システムは「メタルギア」っぽいですが、
世界観の違いでこんなにも残虐で刺激の強いゲームになるんだなと思いました。

 最後の○○に追いかけられるところはさぶいぼ立ちまくり。

 でもちょっと暗めの設定の上に、陰惨な残虐さだけが目立つので、
あまりスカッとするゲームではないですね。
 ただ、確実に「刺激」を出してくるところはすごいです。

 RockStarの次は「Red dead Revolver」に期待。

 ではまた次回!!

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