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 あなたも創作活動で食べていく道を考えてみませんか?

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 ハマるしかけを作る! 10年目ゲームクリエイター・ムーブメント研究!
 第125回「GAME 2.0(7)」 2006/10/10(tue)
△▲──────────────────── http://www.n2gdl.net/▲△

 どうもです。ゲームのしくみの新田です。


 前回、ゲーム開発のどこで詰まっていますか? 私が解決します! と

募集しましたら、ゲーム開発に気合いの入った方たちからいくつかの悩みを

頂きました。



 この質問については、ゲームのしくみのサイトに特設ページを

設けて公開したいと思っています。

 もう少々お待ちください!!



 あなたはゲームを作りたいと思っていますか?

 思っているのなら、どこで詰まっているのでしょうか?


 私にその質問をぶつけてください。解決先を示します!

 どしどし送ってください! 躊躇はいりません。

 ↓ここからどうぞ↓
 http://www.n2gdl.net/reviewform/reviewform.html

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■GAME 2.0(7)
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●ゲームのマッシュアップ、リミックス

 WEB2.0には、「マッシュアップ」「リミックス」という言葉があります。


 マッシュアップとは、複数のサービスを組み合わせて新しいサービスを

作ることです。

 例えば、「グーグルマップ」というサービスがありますね。グーグルが

提供する世界地図情報のサービスです。

 このサービスと、車のナビゲーション情報を組み合わせたサービスが

あります。


 また、外食店情報やガススタンド情報などと組み合わせて、新しい

サービスを提供しているところもあります。


 このように、マッシュアップをすれば、コストを低く抑え、

しかも短期間で新しいサービスを提供することができます。


 リミックスとは、複数の情報を取捨選択し、自分の欲しい情報だけを

組み合わせてまとめて配信することを言います。


 例えばYahoo、グーグル、MSNなど、複数のニュースサイトがあります。

その中には、欲しい情報もあるのですが、天気予報や、広告のリンクなど、

別にいらない情報もあります。


 こうした情報は、サイトに見に行くと、欲しい情報とともに読み込まれて

しまいますから、余計な情報となってしまいます。


 そこで、自分が欲しい情報だけをキーワードでフィルタリングし、

メール配信するサービスがあったらどうでしょうか。

 非常に効率的ですよね?


 この形式に近いものは、以下のようなものがあります。


Google アラート
http://www.google.com/alerts?hl=ja

Bulknews - RSS Syndication
http://bulknews.net/


 では、これらの概念をゲームに応用できないでしょうか?


●互換性のあるゲームパーツを組み合わせ、ゲームを構成する

 複数のゲームを組み合わせる。

 こういうことは、ゲームを考えた人なら一度は想像したことが

あると思います。

 それで、実際にRPG+シミュレーションなどのジャンルが

出ていますね。


 開発する側としては、インターフェイスが多くなり、

内部的にも2つのゲームを組むのと同じような構造が必要になるので、

非常に重い開発になるというデメリットがありますが(笑)。


 しかし、「マッシュアップ」「リミックス」とは、開発側の

概念ではなく、プレイヤー側の概念です。


 例えばゲームでマッシュアップをするなら、こういうことになると

思います。


 まず、スーパーマリオ型のアクションゲームをベースに

考えましょう。

 この型のアクションゲームは、簡単に考えるとゲームの

構成として、


1・プレイヤー

2・フィールド

3・エネミー(敵)

4・ルール


 という構成に分かれています。

 この構成パーツをクリエイティヴなプレイヤー達がツールで作成し、

それぞれ組み合わせるわけです。


 プレイヤーのジャンプ動作、攻撃動作などを基本に、

さまざまなフィールド、エネミー、ルールを持ち寄って、

組み合わせて遊ぶんですね。



 スーパーマリオのようなキャラクタがSFの世界観の中で

ファンタジーな敵を相手に戦う…。



 個人、それもシロウトの作る世界観は、「ごった煮」の世界観に

なりがちですが、ゲームの「マッシュアップ」はそういった意外性や多様性、

混沌(カオス)なものになる可能性が強いと言えます。

 それを統合して綺麗な組み合わせを作るのが、職人的、

プロ的な作業となります。



 これと似たようなことが、実は今もFPS(一人称シューティング)の

世界では行なわれています。



 キャラクタのスキンのデザイン、ルールの変更など、

MOD(Modifyの意)と呼ばれるゲーム改造の世界です。



 今ではゲーム自体に改造キットがついたりするものも

あり、プレイヤーが自分のキャラクタ、自分の世界観を

演出するためにこれを楽しんでいます。



 有名な「HALF LIFE」から派生した「カウンターストライク」は、

このMODによる改造があまりにも秀逸だったため、商品化まで

されています。



●ルールのリミックス

 私は昔、「MAGIC: The gathering」(以下MTG)というカードゲームに

ハマったことがあるのですが、これが非常に秀逸なゲームデザインでした。


 ゲームがマーケティングに絡んでいる、というこれからのゲームを

暗示させる進歩的なデザインもさることながら、「ルールが追加される」

というゲームデザインに驚嘆したものです。


 場に影響するカード、クリーチャーに影響するカードを出すと、

それがゲーム全体のルールとなり、場に残りつづける。

 ルールが、ゲームが進行するに連れて積みあがっていく。すると、

ゲームはちょっと複雑な状況になっていくのですが、これが

非常に面白いのです。ルールとなるカードは無数にあるのですが、

ルールの組み合わせが非常に多様な状況を作り出し、

それが毎回新鮮なんですね。



 これを私は「ルールをリミックスをするゲームデザイン」と

呼んでいます。


 MTGの場合は、ゲームデザイナーが周到な検討の中、ルールの

採用・不採用を決めていました。


 しかしGAME2.0で作られるゲームでは、これらのルールを

クリエイティヴなプレイヤー達が作り出し、検証、採用を

自分達で行い、無限の多様性を秘めたゲームを作り出すことになる、

と私は思っています。


 不特定多数のプレイヤーがゲームルールを作り出し、それらが

リミックスされて、ゲームにより新鮮な面白さを作り出す。


 これはまさに新世代のゲームではないでしょうか!?


 ↓今回の感想はここからどうぞ↓
 http://www.n2gdl.net/reviewform/reviewform.html

(続く)

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ゲームのしくみ ラインナップ
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■個人ゲーム開発で暮らすための5ステップ
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■セットパッケージ

 本屋には置いていない、サイトでだけ売っている情報です。

 「高密度の気づきがある!」と好評です。

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●ゲームデザイナーズセット
・Gamedesign tips48
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・ゲーム仕様書の書き方−基礎編−
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■濃密TIPSレポート

■セコンド・メソッド

●SECOND METHOD:「チェイン・リアクション・フロー」
「ハマるゲームデザイン、基本中の基本」
http://www.n2gdl.net/bookshop/tips/chain.html

●SECOND METHOD:「レベル・コンフリクト・フロー」
「レベルデザインがゲームを制する!」
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●SECOND METHOD:「カウントダウン・フロー」
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■エモーショナル・ゲームデザイン

●エモーショナル・ゲームデザイン:発想法「Don't think feel」
「考えるな、感じるんだ!」
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●エモーショナル・ゲームデザイン:発想法「状況逆算発想法」
「プレイヤーになってほしい状態」
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■プランニング

●企画書の書き方「ゲームの面白さを確実に伝える方法」
「採用したい企画書」
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■バックナンバー
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 バックナンバーはこちらで見ることができます。

http://www.n2gdl.net/magazine/index.html
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■編集後記
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 リミックスネタについては、実は秘蔵のゲームデザインネタだったんですが、

現役でゲームデザインしている人たちにも知ってもらい、ぜひ

次のゲームでそういうタイプのゲームを作って欲しいと公開しました。


 私もそういうゲームを今考えていますよ。

 これはどうしても実現させたいので、今から着々と構想を進めています。

 絶対作るぞ〜〜〜!!!


 ということで、また次回!

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