フリーランス集団スゴロクグラフィックスの岩崎さんによる、
「リテイクのお話」
フリーランス集団スゴロクグラフィックス

 今回は、ゲーム業界でグラフィック集団として活躍している、

「フリーランス集団スゴロクグラフィックス」

の代表、岩崎さんに以前書いていただいた、メルマガ記事を紹介します。

 岩崎さんはもともとダンサー(!)だったのですが、グラフィックデザインに興味を持ち、それから一念発起してゲーム業界に食い込みました。


 私が知っている人の中では一二を争う「意欲」の持ち主で、なにごとも諦めない強い信念を持っている方です。
 個人的に、これから業界に大きな影響を与える人だと思っています。



 今回の岩崎さんのお話は、これから業界に入ろうと思っている方は、

「プロのディレクターの立場として、いったいなにに注目しているのか?」

これに注目してみてください。
これを意識すれば、プロの仕事への気づきがあると思います。

 業界人の方は、

「この小さな違いが、どれほど士気の維持と効率の維持を図るのか?」

というところに注目して欲しいです。

そうすれば、岩崎さんの話を「実戦」で活かせると思います。

ご挨拶

皆様! 唐突ですが、新田様のご好意により
このメルマガに登場させて頂く事になりました。

岩崎誠一と申します。

誰だいったい?と、お思いだと思いますので(^^;
簡単に自己紹介させて頂きます。


僕は、フリーランス グラフィック集団の
スゴロクグラフィックスの代表をさせて頂いております。


新田様とは、ネットでお知り合いにならせて頂きまして
最近ではいろいろと一緒に
インディー方面の企画などをお手伝いさせて頂いております。


今後不定期ではありますが、僕のコーナーを設けさせて頂きまして
グラフィッカーの視点からいろいろと、プログラマー様や
プランナー様とのお仕事上での体験談や
単純にグラフィッカーとしていろいろ思った事などを
掲載させていただければと思っております。


皆様にとって有用な情報ではないかもしれませんが・・・(^^;


本当に恐縮ですが、皆様よろしくお願いいたします。


さっそくですが、今回がはじめてと言う事もありますので
あまり気を張らずに、さらっと最近気付いた事を書かせて頂きます。

リテイクについてのお話(1)

「どうすればディレクターとして、リテイクのダメージを減らせるか?」


僕は日頃、フリーランスのグラフィック集団をまとめていて
仲間に、口がすっぱくなるほど言っている事があります。(^^)
それは「リテイク」の話しなんですが・・・


皆様はプランナーの方も居ればプログラマーの方もいると思いますが
「リテイク」を、どう言う風に考えていますでしょうか?



僕の仲間はこのリテイクでかなり凹んで、立直れないほどの仲間もいました。
リテイクを出す側としても、とても心苦しい所だと思います。
僕も仲間にリテイクをだす時はかなり気を使って話すようにしています。


正直このやり取りだけで、通常の仕事で疲れるよりも何十倍も
疲れてしまったります・・・(^^;
大変ですよね。


ですが、最近僕の仲間は変わりました!あんなに凹んでいたのに・・・
リテイク来たって、大丈夫なんです。



どうしてだと思いますか? 僕はこの事に気付いて、なるほど・・・
そう言う事か〜と・・・そして仲間にこの事を伝え、理解してもらい
今では、かなりのリテイクでのダメージを軽減出来るようになりました。


凄い単純な事でそんなの誰でも知ってるよと言う事なんですが・・・
仲間にそれを伝えているのと、伝えていないのでは全然
リテイク後の凹み具合は変わります。



まあそれでも、全部やりなおし〜ってぐらいどでかいリテイクでは
やはり凹んじゃうんですけど・・・(^^;


ほんとに単純な事なのでこんな所で偉そうに言う事でもないかもしれません。
そんなのわかっていて、実践している人もたくさんいるかと思います。


ですが当たり前の事って、意外に見落としがちだったり
そんなのプロなんだからあたりまえだろ!とか思っているかも
しれませんので・・・


仕事をはじめる前にちょっと、その事を仲間に伝えておけば
少しかもしれませんが、仕事がスムーズになるかもしれません。
僕は実際にそれで、だいぶスムーズになっております(^^)


 では、いったい何を伝えたら、リテイクのダメージが減るのでしょうか?

リテイクについてのお話(2)

プライドの置き場所


 リテイク(ダメ出し!)これは誰でも凹むものです。



リテイクを出す側も、かなり気を使って精神的に疲れる物だと思います。
ですが、良いものを作るためにはその擦り合わせは必須な物でして
結構大変な部分だと思います。


僕はグラフィッカーなのですが、プログラマー様にしてもサウンドデザイナー
にしてもプライドがあると思います。(全く無いのも問題ですよねw)
ですが、このプライドがリテイクにはとても厄介です。


だからって、プライドを捨てろ!と言われたら、早速辞表を書きはじめる事で
しょう(^^;


では、どうすればそのプライドを傷つけずに、最小限に問題を抑える事が出来
るのか?



0(無し)には出来ません。当然リテイクは凹みます。はい。
ですが、軽減は出来ます。



ここからが僕の言いたい事の確信です。
何と仲間(部下)に伝えるのか?

最初が肝心です。リテイクが来てからフォローしても遅いです。

リテイク後のフォローは正直・・・爆弾です。追い討ち攻撃にしか感じられま
せんのでリテイクが来ていると言う事実は、「ダメだ!変更してくれ!」と言
う風に聞こえるものです。


自分が数日かけてがんばった成果物を否定されてしまうわけですから・・・


だから、仕事をはじめる最初が一番肝心です。
僕がこの時、仲間に資料を渡して、概要などイメージを伝え
必要な事を全て伝え終わった後に、一言こう付け加えておきます。




「リテイクも、仕事の範囲内だから・・・」と




とても単純で、伝えるまでも無い事のようですが、僕の経験では
これを伝えておくのと、伝えておかずに、リテイクをだすのでは、まったく後
の対応が変わってきますので・・・意外に重要です。



リテイクも含めて、仕事。と言う事なんです。当然なんですけどね。


リテイクは100%あるのが普通で、なければ今回はラッキーだったな〜と
思うぐらいにしておいた方が良いと言う感じです。


結局、全ては「心」の問題なので、労力とか割に合わないとかその他問題もい
ろいろありますが、僕は最初から、リテイクも含めての見積りを立てて居ます
のでそう言う事なら、と仲間も理解してくれます。


リテイクが100%で、仕事のうちだと言う考えで、スケジュールを立てて行
けばスケジュールが押す事も軽減出来ます。


3日間 仕事の時間があれば、1日でラフ、2日目に仮納品、リテイクがあっ
て、3日目に完納。と言う方向で持って行きます。


当然仲間にもスケジュールの内わけをきちんと伝えておきます。


凄い当たり前の事なんですけど・・・これを伝えられてなかったら
2日目でデザイナー達にとっては、終わりなんです。この時、
「リテイクこなければ良いな〜」なんて、心の中で考えて居たりします(^^)
この状況でリテイクが来たら、仕事だとわかっていても凹んでしまうのは仕方
ないですよね。


後、リテイクが仕事のうちなので、仮納品時には、僕は50%で納品するよう
に仲間に伝えてあります。運良く、それでリテイクなしでOKがでたら、仕事
に余裕も生まれて良い仕事がドンドン出来ますし、もしリテイクが来ても
後50%の余力があるので難無くこなせます。


リテイクも仕事の範囲内と考えて、全てスケジュールやら心構えやらを変えて
いけばプロジェクトは今よりは断然、スムーズにいけると確信しております。


まあ、あまりにも当たり前過ぎの事で、退屈な人も居たかもしれませんが
これを伝えておくのと伝えておかないのではほんとに変わってきますので
急に言いずらいかもしれませんが、うまく話しを持って行って


「今回は、リテイクも仕事の範囲内としてスケジュール組んでますのでよろしくお願いします」


そのさい、仮納品は50%程度の力で納品してください。リテイクが無ければ
その分余裕も出来ますので・・・と伝えておけば納得してくれると思います。


あと、実際に現場でがんばってる人も、上からそう言われて無くても
自分の中でそう言う風に仕事のモチベーションをコントロールしていけば、
とても楽しく仕事が出来て、力を抜いて仕事が出来るようになってくれば、
良い仕事もどんどん出来ますし、余った力は次の自分のステップへの
勉強するなり出来ますので・・・

だって、自分が好きでこの業界へ来て、毎日辛い日々を送るのは
悲しいですよね。

少しでも、そう言うストレスから開放されて楽しみたい物です。(^^)


僕ですか?当然毎日に楽しんでおります!この仕事が好きじゃ無くなれば
僕は、明日にでもこの仕事を辞めてしまうと思います。


一度の人生、楽しくない事やって生きていくなんて僕には考えられません。


結局人は、独り。なんです。他人との関わりで生きていますが
最後は独りです。だから、自分自身が後悔しない人生!そう生きなければ
一体誰のための人生なんだろう?と、頭を抱えてしまいますので・・・

誰かの為にがんばる事が、自分にとって幸せならそれでいいと思います。

とにかく自分自身が幸せと感じれる。楽しいと思える!

それが重要です!(^^)


それでは皆様〜ゲーム業界を楽しみましょう〜〜〜

スゴロクグラフィックス 岩崎でした。

代表 岩崎誠一

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